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MGBよりもMGミジェットのほうを先に知りました。80年代終盤〜90年代初頭、ミジェット愛好家の記事はよく雑誌に載っていたような記憶があります。ウレタンバンパーモデルを最初に見たのでオリジナルのメッキグリルのスタイルにはあまり関心が無かった気がします。若いせいか先が尖っているスラントノーズの方がかっこ良く見えたのかもしれません。近代化されたスタイルとクラシックなオープンスポーツの組み合わせがとてもバランス良く感じていました。

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ロータスエランやオースチン・ヒーレー スプライトトライアンフ・スピットファイアなど当時にしてもクラシックなイギリスの車に興味が湧いていたのですが、世間的にも同様だったのか当時発売されたユーノスロードスターは大ヒットし、それらの代わりとなるに十分な魅力も感じていました。

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あらためてミジェットを見るとその小ささには驚きます。当時MGBはデカイ、と思っていたのですが程よいサイズに思えます。
ほとんどカートのようなストイックなミジェットの外形(外形が直線的に落ちていたり、フロントもほぼ垂直等)に比べると、MGBはサイズの余裕があるためか丸みを持った優雅なスタイリングです。特にクーペタイプのGTはどちらかというと固い英国デザインにピニンファリーナデザインがほどよく加わり非常に素敵なデザインだと思います。

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MGBも途中からウレタンバンパーになりますが、ボディラインを自然に延長したスタイルは元からそうだったのでは?と思えるようなとても秀逸なデザインです。

写真はアオシマの1/24プラモデルを組み立てたものです。ウレタンバンパーモデルと謳っていますがメッキバンパーのパーツも入っていたので組み替えられるようにしました。ただ残念ながら内装やホイールの違いまではフォローされてなくMKⅡあたり?にウレタンバンパーを付けただけの?な仕様になってしまっています。

そのまま作ると車高が高めなので削って下げ、するとボディサイドにタイヤが当たってしまうのでサスペンション部分を切り貼りしてトレッドもボディ内に格納される幅に狭くしています(実車も割にナローに見えるので)。砲弾型サイドミラー(ドアミラー)が付いているのですがネットで検索したところそのような形のものが付いた実車の写真は見つからずあえて付けていません(サイドミラーの無い個体の写真はある)。シートの玉フチモールが再現されていないのでハセガワのフィニッシュシリーズの白を細切りにしてそれっぽく貼付けています。ボディのサイドモールもハセガワフィニッシュの細切りを貼って再現しています。色を塗るより手軽でシャープに仕上がり金属感もでて良いです。

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フロントウインドウのテンションロッドは太いので真鍮線に置き換え、メッキパーツのバンパー、ホイール、グリルは安っぽいので一度漂白剤で落としてから磨くと金属感の出るMr.メタルカラーを塗って磨きましたがムラ出てます。磨きすぎるとはげるし乾燥後も触ると手に付くのでちょっと扱いが難しい塗料です。平滑面で二度と触る必要の無いものなら他には無い金属感が出るのでとても良いのですが。

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ストライプパターンが好きなので付属しているデカールを利用して貼ってみました。
キットには中央が太い3本線のデカールが付属しているのですが、どちらかというと中央で分かれたパターンが多いような気がするのでこちらを参考に中央で切って4本線にしています。ワイパーは真ん中の孔を自分であけて3本仕様に出来るようになってますが2本のみ付けましたが、助手席側が外側過ぎでもっと中央寄りのような気がするのですが、、詳しい事が分からずそのまま付けてしまいました。

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このアオシマのプラモデルは現在は生産されていないようでオークションで手に入れましたが、MGBの1/24のプラモは他に存在しないようですし出来もかなり良いのでまた再販してほしいなと思っております。

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