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BMW Isetta 250

イセッタは二次大戦後1955〜1959年に製造された一連のバブルカーと呼ばれたミニカーの一種です。イタリアのイソ社のライセンス生産でありながらエンジンはBMW製二輪車のものに換装されており、本家より性能と耐久性で勝り生産台数も大幅に上回ります。

昨今のBMWからは想像できないほど小さくチープな車体ですが、
Isetta 250→Isetta 300→BMW 600→BMW 700
と発展し、700は一部メカニズムは継承しつつも外観はミケロッティデザインの通常の3ボックス然としたものになりました。その成功により次世代の小型BMW ノイエ・クラッセ シリーズ開発の余地が生まれBMWのラインナップ発展にも貢献しました。

フロントが前開きの搭乗ドアになっている特異な構造で、極端にトレッドの狭い後輪を持つ4輪タイプと、英国向け3輪バージョン(4輪に比べ税率が緩和される)が存在します。

写真はドイツレベルの1/16プラモデルです。
大スケールでシャシー周りなどは多少大味ですが、エンジンが再現されリアキャリアに積むトランクもついた楽しいキットです。フロントドアはステアリング連動で開閉可能、ホワイトウォールタイヤ再現のデカールも付きキャンバストップは開閉が選べます。

メッキパーツにゲートが付いているところがあるので、ヤスってはげたところはハセガワのミラーフィニッシュを貼り整えました。ワイパーがプラ製でごついので基部のみ使い、真鍮線とプラ版で作りなおしてます。
ウインドウはすべてはめ込み式で実感的に仕上がります。ナンバーのデカールも数種付属しており今回はユーロナンバーにしてみました。

プラモデルは他にグンゼ産業から1/24ハイテック版と、メッサーシュミットKR200とセットの廉価版が出ていました。エレールのシトロエンDSが同スケールなので完成させたら並べてみようと思います。