小学生の頃スーパーカーブームがあり、その当時のロータスといえばヨーロッパとエスプリでした。その後しばらくたってからロータスにはそれ以前にエラン、エリートなど小型のスポーツカーの時代があった事を知り、特にロータスエランの洗練されたスタイルにはひどく魅入られたものです。
ロータス エリートはエランの先代に当たり、ロータス初のGTカーとして1957年に登場したそうです(1974年に登場した二代目エリートも存在しますが、それは4シーターのサルーンに近くコンセプトもメカニズムも全く異なります)。ほんの1000台程度のみ生産された希少な車種であり、エランの近代的なスタイルとは違いエレガントでノーブルなスタイルです。構造的にはオールFRP製のモノコックボディという特徴的なもので、子供心にはプラスティックのボディで大丈夫なのか?と妙な不安を感じたものでした。
写真はYat Mingという香港のメーカーの1/18ダイキャストミニカーです。このメーカーのラインナップには50年代や70年代のアメリカンな車種が多いのですが、なぜか数台英国車が混じっていたりします。
エリートのミニチュアモデルはプラモデルも完成品も他に見た記憶がまったく無く見つけたときは非常にうれしかったです。スケールの割にホイールのワイヤーが太かったりとそれほど精密感のあるモデルではないですが(ネットによるとYat MingのモデルはおよそBBURAGO程のできだそう。BBURAGOはイタリアのメーカーでしたが現在はMaistoという同じく香港発のメーカーがブランドを受け継いでいるようです。)プロポーションはとても実物に似ていてドアもボンネットも開閉し、ステアリングも連動します。
今度は同スケールのエランも見つけて並べてみたいと思っています。