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Lancia Stratos HF Stradale

ランチア ストラトスは70年代前半にWRC投入のため開発されました。それまでランチアはフルヴィアという当時では珍しいFWD車で参戦していましたが、ルノーアルピーヌなどの強力なライバルに確実に勝てるマシンが必要とされこのストラトスが開発されました。

ランチア ストラトス ストラダーレ74年に投入後早速活躍するようになり、丁度時期がスーパーカーブームの時代に重なりブームの中ではかなりメジャーな車種でした。個人的にはどちらかというとラリー仕様よりサーキットレース仕様のターボ(シルエット?)が人気だったような気もしますが。ラリー仕様やストラダーレ仕様の非常に短いホイールベースの特異なスタイルは、素直にカッコいいというよりも形が把握しにくい不思議なスタイルです。

ランチア ストラトス ストラダーレ
現在でも人気は非常に高く、数に限りがある実車を補うべくレプリカも何種も製造されたそうです。ネットでエンジン周りの写真を探すと明らかに別物なレプリカの画像も幾つか出てきます。プラモデル化も多くされタミヤ、フジミ(1/20もあり)、青島、ニチモ、バンダイ、等など多くのメーカーからキット化されていたようです。その中でハセガワとフジミの1/24はわりと後発のものかと思います。

ランチア ストラトス ストラダーレ

写真はフジミの1/24です。ハセガワが決定版という話もありますがボックスアートのペタンコな感じのイラストが気に入りフジミ版を作ってみました。エンスージアストシリーズとして出ていたもので、実車同様同シリーズのディーノのキットからエンジンが流用されています。

ランチア ストラトス ストラダーレ

このキットはストラダーレに加え、ラリー仕様のものもいくつか出ていますが中身はナローボディのストラダーレのままのデカール替え(増し?)商品です。正直なことにその点は外箱に大きく明記してあります… ちなみに箱絵もストラダーレの赤色のものを基にして左右反転してマーキング追加&カラー変更をしているようです。

ランチア ストラトス ストラダーレ

ディーノの部品のエンジン周りはとても繊細な出来なのですが、ボディ関係やストラトス自体の部品はダルい感じの?なキットです。
ボディは全体的にサイド上部が垂直に立ちすぎのため肩部が角ばりすぎ、しかも前後に分割されたボディの合いもイマイチ&接続部のエッジがヌルいので一度裏で接着してからサイドをツライチに、なおかつ上に向かって丸くなるよう削りましたが、実物はもっともっと丸っこい感じに見えます。

ランチア ストラトス ストラダーレ

サイドウインドウ後端は実車がこうなの??、と勘違いするほど分厚く変な造形なので内側から削り込んで薄くしています。フロントウインドウは外からのはめ込み式で外装とツライチになるのは良いのですが、ガラス部がやたら分厚く断面丸見えなので、エッジを削り均してなんとなくごまかしましたが単に断面を黒く塗った方が効果的だったかもしれません… シャシーへのセットも後部カウルは固定する部分がなぜか全く無いので、シャシーの後部から伸びるキャンチレバーの部分に穴を開けて真鍮線を通し固定するようにしました。

ランチア ストラトス ストラダーレ
シャシーはサスペンションアームも再現されているのですが細いプラの部品が折れまくるので真鍮線に置き換えて直しました。その他ワイパーも奇妙な省略造形で、余剰部品になるディーノのワイパーの方がすごく繊細な出来なのでそのブレードを流用して修正しています。

ランチア ストラトス ストラダーレ

タイヤが微妙に小さく貧弱な感じになるので、プラ板で中に詰め物をしてホイールの少し外側にセットできるように調整し大きく見えるようにしました。各パーツの位置決めがとても曖昧で、特にエンジンのエキゾースト集合菅は精度が悪く組みづらいので強引に削って繋ぎ直したりなど調整が必要です。
ランチア ストラトス ストラダーレ

他にもリアウインドウのルーバー端がいちいち分厚いのを修正したり、ルーフスポイラーが全くの板なので翼断面らしく修正したり等々…気になるところが多くなかなか大変なキットでしたが、出来上がるとシャシーフレームとエンジンの再現には密度感があり付属エッチングパーツも精密感がでて良いです。ただ次作るとしたらハセガワのにしようかと思います…ストラダーレは70年代のイタリアらしく明るい華やかな塗色がいろいろありバリエーションを作るのも楽しそうです。

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