0

Volkswagen Karmann Ghia

カルマン・ギアはもちろんドイツの車ですがなぜかアメリカンな印象を受けます。ベースのVW TYPE1は子どもの頃一日に何台も見かけたものですが、これの実車は一度も見たことがありませんでした。

カルマン・ギア

伊ギア社がデザインし、独カルマン社が生産したその組み合わせが車種名になっているのも奇妙なものです。またTYPE3をベースとした二代目の存在を今回初めて知りました。またブラジルのVWでは独自のモデル“カルマンギア TC”という車両が製造されました。ネットの情報によるとデザインはジウジアーロ(ギア時代?)という記述もあるのですが、真偽は不明です。

カルマン・ギア
写真はグンゼ(クレオス)の1/24です。タミヤからも出ていますが模型屋で売れ残っていたグンゼ版を作ってみました。ハードトップとオープンが選べるようになっていますがそのためルーフとAピラーに継ぎ目があるのでそれを消すことに注力しました(パッケージの完成見本写真でも消されてません…)。

カルマン・ギア

結構おおらかなキットなのですが、実車を見ると感じる「ゆるゆるのシャシーがぶかぶかのボディの中で泳いでいる感?」がよく出ていると思います。ステアはできないので改造し、ワイパーが板切れみたいなヒドい造形なので適当にプラ板から作って差し替えています。

カルマン・ギア

これは同社製TYPE1のバリエーションキットなのでそれ用のルーフキャリアのパーツが付いています。使おうと思ったのですが、カルマン・ギアにはデカすぎたので金属線で作ったリアキャリアを載せてみました。内張がゴム質のパーツでふにゃふにゃなのですが、手で曲げ方をいじるだけでボディに沿わせることができるので意外に良い感じです。

カルマン・ギア
ホワイトリボンタイヤにするべく白無地のデカールを「ドラパス パンチコンパス」というサークルカッターで抜いて貼ってみました。普通のオルファ刃の切れ端が使えるというなかなか良いカッターです。

カルマン・ギア

タミヤ版の方が確実に精密だと思うのですが、半額以下で買えたこのキットもなかなかです。グンゼのカーキットはそのラインナップの多くがタミヤなどからも出てしまったので、もう生産されることはないのでしょうが、ロータスエランやオースチン ヒーレー スプライト、メッサーシュミットKR200、イセッタなど唯一の車種もあるのでたまには再発してほしいものです。

カルマン・ギア カルマン・ギア カルマン・ギア カルマン・ギア カルマン・ギア  カルマン・ギア  カルマン・ギア カルマン・ギア カルマン・ギア   カルマン・ギア カルマン・ギア カルマン・ギア