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Alfa Romeo Alfetta GT 1.8

アルフェッタはジュリア系1750の後継車種であり、そのクーペ版のアルフェッタGTはジュリアスプリントGTの後継として同じくジウジアーロのデザインで登場しました。アルフェッタGT/GTVは1980年代後半まで生産され、自分がアルファロメオを知ったころの現役車種でした。

アルフェッタ GT

当時のアルファは品質が良くなかったらしく雑誌で見る限りあまり良い評価はなく、同時代の2代目ジュリエッタ75の奇妙なデザインに引きずられてあまり興味が持てませんでした。

アルフェッタ GT

あらためて見ると(当然ですが)75などとは全く違い、ジウジアーロらしく優雅なスタイルです。後期型になると大型ウレタンバンパー化しますが、初期型のGTはナローで特に瑞々しいスタイルです。

アルフェッタ GT

写真は“LEOMODELS”というメーカーの1/24 アルフェッタ GT 1.8です。イタリアで発行されたアシェット(HACHETTE)の分冊百科(partwork) “ALFA ROMEO CENTENARY COLLECTION”の中の一つです。

アルフェッタ GT

LEOMODELSは他にも幾つも分冊百科のモデルを手掛けてるようで中には “ABARTH COLLECTION – HACHETTE”やイノチェンティ(Innocenti)のスクーターのコレクション“LAMBRETTA COLLECTION – FABBRI EDITORE”などマニアックなものがあります。

アルフェッタ GT

廉価な模型のため塗装がぼてっとしていたり仕上げが多少荒いところもありますがプロポーションもよく(もう少しフロントノーズがシェイプされると良いのですが)、ヒンジが大型の安い模型仕様ですがドアは開閉し特徴的なセンターにスピードメーターのコクピットもちゃんと再現されています。ボンネットが開きエンジンも再現され、さらにテールゲートは内張まで連動して開閉します。

アルフェッタ GT

窓枠が塗り分けられていないので一度分解し縁を黒く塗った後メッキ部分にミラーフィニッシュを貼ってみました。ホイールは銀一色でしたが墨入れするだけでとても良くなりました。基本台座ごと並べてコレクションするものらしく奇妙な三角ナットで車体が固定されていたので、台座を壊しつつ外し、ステア機構がないので自作してハンドルが切れるようにしました。

アルフェッタ GT

その他はみ出しやバリなどをちょこちょこ直しています。フロントウインカーがクリアだったのでおもわずオレンジを塗ってしまいましたが、どうもシルバー塗色でウインカーがクリアの仕様車があったようでそれの再現のようです。

アルフェッタGT/GTVの模型は他にAUTOartの1/18のGTV 2.0しか知らなかったのですが、こちらのサイトでこのモデルを見つけました。1/18とはいえ1万以上するAUTOartに比べて非常にリーズナブルに(送料も含め3000円程度)1/24コレクションサイズが手に入り非常に嬉しいです。

アルフェッタ GT 10-R0013000 アルフェッタ GT アルフェッタ GT

できればプラモデルが欲しいところです。このあたりの微妙な車種はなかなか難しいのかもしれませんが嗜好が多様に細分化されている現在、むしろ様々な車種がモデル化される時代になると期待したいところです。