ヨーロッパはロータス セブンの後継として開発されたスポーツカーです。軽量かつ廉価であることが目標とされ、同時代のスーパーカーブームで人気だった他の高級車とは違い、小さくて軽い車両です。
エラン同様にFRPボディを逆Y字フレームに架装した構造に、ルノー・16からの流用したエンジンをミッドシップに積みます。
その呼び名から車名は”欧州”を表すものに思えますが、なぜか英語での綴り”Europe”ではなく、木星の第2衛星エウロパの綴りと同様”Europa”となっています。
1966-1975年まで製造されser.1〜最終仕様スペシャルへと進化改良されていきます。
シリーズ1 | 最初期型、左ハンドル輸出仕様のみ、固定ウインドウ、内装材、遮音材の省略 |
シリーズ2 | 右ハンドル本国仕様の追加。パワーウインドウ、内装材、ラジオなど快適装備の追加 |
ツインカム | ツインカムエンジン装備。ボディ形状の変更 |
スペシャル | 最終型。エンジンをビッグバルブ化、ミッションの変更など。 |
写真はフジミの1/24プラモデルです。
2015年ぐらいに発売されたもので
タミヤのキットが絶版の今気軽に作れるエンジンレスの最新キットです。
田宮製と比べるとスレンダーで角ばった感じの造形となっています。
タミヤのカーモデルは形状がアレンジされている場合が多いと聞きますが、
フジミ製のはスマートさが強調されているようで好みが分かれると思います。
以前作ったエランと同じ塗装にして並べてみました。エランは同時代の車種で生産時代はだいたい同じです。
スーパーカーブームでの人気で過去には様々なメーカーからキットが販売されましたが、現在入手できるのはこのフジミ製のみです。
昔のビックスケールのニチモ1/12なども作ってみたいところです。